top of page

【5インチゲージ制作・第1回】5インチゲージの車体、手作りしてみた! 木材から「乗れる」鉄道模型が生まれるまで【体験レポ】

  • 執筆者の写真: 部長
    部長
  • 2024年10月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年10月7日

本日は記念すべき、5インチゲージ車体制作の第1回です! 学校近くのホームセンターで木の角材(30mm×40mm×1820mm)を調達しまして、いよいよ実際に加工・組立を進めていくことになります。

まずは前回紹介した設計図に従い、長さ800mmにカットした「垂木(たるき)」を2本作ります。これは車輪を取り付けた際、床板に当たってしまわないようにスペーサーとして働く重要な部分です。

車体・線路設計の担当班が正確に寸法を測り、木材をカットします。

木の角材とステンレス定規の端位置を合わせ、罫書きを行っている手とシャープペン
けがきも正確に行います

軸受の取り付け

その1-穴位置を決める

次に、モデルニクス社の5インチゲージ入門セットAに含まれる軸受(ベアリング)を取り付けていきます。

軸受とは?

 車輪の軸を支え、滑らかな回転を助ける部品です。

今回制作するのは2軸車のため、軸受は1両当たり4個必要になりますね。(1つの輪軸に対し、軸受は2つです)


軸受を取り付ける前に、まずは取り付け穴の位置を決めます。今回、機関車の車体全長は800mm、軸間距離は400mmで製作するため、その数値を基にして角材にけがきを施しました。モデルニクス社の推奨する軸間距離は500mm以下ということで、脱線しにくい小さめの数値(400mm)としました。けがきする際、角材の辺の長さ(30mmと40mmを区別)などに注意しなければなりません (゜o゜)


その2-取り付け穴をあける

けがきの次はドリルで取り付け穴をあけていきます(※)。その穴へM6×70の丸頭ボルトを通し、ワッシャー・スプリングワッシャー・ナットと合わせて、垂木と床板を挟むような形で軸受を固定するというわけです。現在は床板となる木材(コンパネ)の準備ができていないため、本日の作業はここまでとなりました。(続きはまた次回!)


今日の作業で、鉄道車両の基本かつ重要な構造である「台枠」(車体底部にあり、上部の重量を支える部分)がほぼ完成しました(*^▽^*)


感想

5インチゲージ製作は同じ「鉄道模型」でも、ジオラマモジュールの制作やHO車輛の製作とは異なり木工の機会が多いため、DIY的な性格が強いことを改めて実感しました。小さい模型と一味違った面白さがあるような気がします。

(比べてどちらが楽しいなどではなく、両者それぞれの魅力が多くあります)


最後に

出来た台枠で一度輪軸を挟んでみました。車輪も問題なく回ります。(一安心)


5インチゲージの台枠と輪軸と線路
台枠(この上に床板が載ります)

5インチゲージの輪軸
車輪付近を拡大

突然始まった「5インチゲージ制作」シリーズですが、実際に人を乗せて走行できるようになるまでブログを更新することを目標としています。

第2回は床板への台枠取り付け作業についてご紹介できればと思っております。 乞うご期待!



※作業時は保護メガネを着用し、周囲の状況を確認するなど安全には十分配慮しています。

注意:機械研究会および機械研究会が運営するブログは、できるだけ正確な情報を提供できるよう努めておりますが、掲載情報の正確性、完全性、信頼性、有用性を保証するものではございません。機械研究会のブログに掲載された情報の利用によって生じた怪我等のトラブルや損害賠償問題等について、当団体は一切の責任を負いませんのでご了承ください。

 
 
 

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page